September 3 2010

沖縄日記。その4

最終日。
午前10時過ぎにホテルをチェックアウト。3日間過ごしたホテルともお別れ。なんだかちょっぴり寂しい。
ちなみに写真は自室13階からの眺め。晴れるときれい。

途中海の駅に寄り、土産を買う。
そこで見かけた興味津々の自動販売機。一体何が出てくるのだろう。意図は?

恩納村辺りまで少し海沿いを走り、石川ICから高速で那覇へ戻る。
少し時間があったので、世界遺産である「玉陵(たまうどん)」へ。
玉陵は琉球王尚真によって1501年に築かれた王朝の陵墓で、中室、東室、西室の三室からなり、まず王が亡くなると中室に遺体を数年安置し、骨だけになると洗骨し王及び王妃は東室に、その他の王族は西室に納骨されるという。

こういったところも同じ日本でありながら本土とは違う文化だ。
また個人のお墓も本土とは全く違うことにも驚いた。さすがに写真を撮るわけにはいかないので、また沖縄に行った際にご覧頂ければと思う。

まだまだ観たいところはたくさんあったが、なんだか夢心地の4日間だった。
帰りの飛行機で本土が見えてくるにつれて安堵感と、現実に戻る寂しさが交錯した。
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September 3 2010

沖縄日記。その3

三日目。
午前中は泳いだり、のんびりとして過ごす。その後、美ら海水族館へ。 

夏休み最後の週末ということもあって多くの人でごった返す。
人も多かったが、不思議な魚もたくさんいた。何かの漫画にでてきそうな愛嬌たっぷりの魚、植物のような魚、電灯のような魚、そして宇宙人のような魚。

水槽の下からど迫力のジンベエザメやナンヨウマンタが眺められたり、海鼠やヒトデを素手で触れるなど子供にとっても刺激的な水族館となったようだ。 

その後ホテルに帰り、夕食。今日はバイキング。ここのところバイキングが続いているので、少々飽きてきたけど。
沖縄最後の夜はじいちゃん、ばあちゃんへ絵ハガキを書いて更けていった。

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September 2 2010

沖縄日記。その2

二日目。

朝食は豪華なバイキング。いつもどおり洋食と和食を食べて、なるべく元が取れるよう励む。自分の本性を垣間見る。
「ゲゲゲの女房」を見て、ホテルをチェックアウト。国際通りから市場本通りへ。地元の魚介類・食肉類をはじめとした食料品などで賑わう「第一牧志公設市場」を目指す。

本土では見たことない色の魚やエビなどが溢れていた。

ちょっと残酷なような気はするけど、でもどこか愛嬌もあるこのブタ君は、この市場のシンボルのようだ。

国際通りから少し中に入るとこんな建物も。

その後首里城へ向かう。湿度も高く、晴れ間が見えたり、小雨が降ったりと不安定で暑いけど、岡山に比べるとまだまし。以外だった。

この後はいよいよ海を求めて、本島北部の名護へ向かう。
高速を走っているとナンバープレートのひらがなの部分が「Y」になっている車を何台か見かけた。後になってわかったのだが、Yナンバーは米軍所属の者が日本国内で調達された私有車両だそうで、自動車税の一部免除などがあるそうだ。ちなみにEナンバーは非課税車両、Aナンバーはオートバイ・軽自動車。

名護のホテルに着くや否や娘が我慢しきれず小雨が降る中、ホテルのプライベートビーチで泳ぐことに。思ったほど海もきれいではなかったが、まあこんなものだろう。写真で撮ると不思議とすごくきれいに写る。

ホテルのオーシャンビューレストランでオリオンビールを味わいながら夕食。その後妻と娘はご当地ならではのサウンドアートを楽しみ、二日目は終わった。

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September 1 2010

沖縄日記。その1

先日ちょっと遅めの夏休みを頂き、沖縄へ行ってきた。
僕は本島へは高校の卒業旅行以来16年ぶり。妻と娘ははじめて。

初日。
ANAを利用したため、広島空港を午後12時15分発。2時に那覇空港着。
レンタカー屋に送迎バスで移動。このレンタカー屋の規模がまたすごい。
まずは受付窓口へ免許証を提出。しばらく待った後、名前を呼ばれて手続き窓口で申込書を記入し、保険などの説明を受ける。次に配車待合室に誘導され、また待つ。しばらくして名前が呼ばれやっと配車。まるで総合病院の待合だ。
こうして待っている間に空港から中型バスで続々とお客が運ばれてくるし、空港に帰っていく。
沖縄に来る観光客のほとんどがレンタカーを使用しているようだ。だからか那覇の町は全体的にポリマーコーティングされたきれいな車が多かった気がする。
ちなみに後で行った首里城の駐車場では17台中14台が「わ」ナンバー。

レンタカー屋を出て、まずは空港近くにある旧海軍司令部豪。
ここは日本海軍沖縄方面根拠地隊司令部のあった所で、司令官大田実少将ほか約4000名の将兵が、この壕で壮烈な最後を遂げ場所。自決した際の手榴弾の跡が残っているなど戦争の悲惨さを物語っていた。

写真:ウィキペディアより引用

その後ANA系のホテルへチェックイン。なかなか豪華だ。ロビーラウンジでうっちん茶を飲んで一息。少し休んで夕食を兼ねて国際通りへ。

那覇のメインストリート国際通り。
路面店の雰囲気や看板などが東南アジアの様相を呈していてとてもにぎやかだ。何だか楽しくなる。
いろんなものを売っていた。中にはこんなものも。やはりあったかという感じ。

夕食はその国際通り沿いの居酒屋で郷土料理を食べた。
その店主さんがなんと以前「エンタの神様」に出演していたフランチェンの「パニパニパニック・・・」のネタでお馴染みのスリムクラブ・真栄田の親父さんだった。最初は強面なおじさんだなあと思っていたが、とても気さくに話しかけてくれた。
この沖縄と昨年行った鹿児島でも思ったけど南国の人たちは基本的に人懐っこいようだ。
ちなみにこの写真は久米島の鶏。沖縄産の紅豚と併せてかなり美味かった。 

続きはまた後日。

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August 31 2010

出来の悪い子ほど、かわいいもんです。

本日永年乗り親しんだ愛車フォルクスワーゲンゴルフ3が旅立っていった。
15年目を迎えての大往生だった。
思えば社会人になりたての名古屋時代から、結婚したときも、娘が産まれたときも、岡山に帰って独立したときも、そして旅行に行くときも、仕事に行くときも、買物に行くときも。
僕ら家族の思い出の傍にはいつもゴルフが一緒だった。

そんなゴルフだが、決して優等生だとは言いがたかった。
窓ガラスは計ったかのように毎年一箇所ずつ順番に壊れて行った。直す度に数万円掛かった。その後何回りしたか覚えていないが最後は開かずの窓とした。
家族以外の人が乗るたびに窓は決して開けぬようにと念を押した。知らずに開けようとした乗人に家族全員が一斉に叫んで制止したことも一度や二度ではない。
エンジンから煙を吐いたこともあるし、クーラー、ヒーターも鍵穴も壊れた。
エンジンオイルは漏れるわ、トランスミッションに不具合は生じるは、ブレーキ時に轟音は響くし。
燃費もハイオクで街乗りリッター6キロ少々。ガソリン垂れ流し状態だ。

でも出来の悪い子ほどかわいいというように、不思議と修理するたびに、乗れば乗るほど日に日に愛着が湧いてきた。
ドイツ車だけあって高速を走らすと水を得た魚のように息を吹き返す。この感覚は筆舌に尽くしがたく、運転した者にしかわからないと思う。

そんな中、ここ最近は僕がというよりゴルフ自身が時代の空気を読んだかの如く引退をアピールしているように感じた。また他事情も重なり、寂しくはあるが手放すことにした。

最後は外も中もキレイに掃除し、家族と一緒に記念撮影し、見送った。
思っていた以上に込み上げてくるものがあった。
本当に今までよく頑張ってくれた。ありがとう、そしてご苦労様。
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August 24 2010

たかが草むしり、されど草むしり  

過日自宅の庭で草むしりをしていた時に思ふ。土に根付いた草ほど毟るのが大変。表面に出た葉の部分だけなら簡単に毟れて、見た目はきれいになる。問題は根の部分。これを残しておくと結局また草は生えてくる。

自宅庭のたかが草むしり、されど草むしり。これは全てに通づる。何事も問題が起きるとその表面だけを解決したがる。しかし根は残っている。だからまた繰り返す。僕もよく経験することだ。

そこでデザインに置き換える。この場合デザインは葉の部分のように思えるかもしれない。が僕がデザインをする上で重点を置いているのがこの根の部分だ。表面には見えない部分をいかに掘り起こすのか?この根から掘り起こせるデザイナーこそ真のデザイナーだと思っているし、そこに我々は対価をもらっているのだ。 

土に根付けば根付くほど根の部分を毟るのは難しい。

撮影:田中園子

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August 18 2010

何事も見方を変えれば・・・   【医療法人社団良友会 CI】

ちょっと難しい話ですが、とても勉強になるお話です。
現在、中島神経内科医院、山陽病院などを経営される医療法人社団良友会さんのCIをお手伝いしています。これは山陽病院さんの新館が来年度に完成するのにあわせビジュアルデザインも一新しようというものです。
まずは全てのシンボルとなるロゴマークを作成しました。一見シンプルそうに見えるこのマーク。実は良友会さんの理念や目標、ビジョンをシンボル化した大変意味深いマークに仕上がりました。
良友会さんの理念がとても素晴らしいので冒頭のみですが、前文と併せてご紹介させて頂きます。
 

【理念 前文】
この組織は有機体システムである。有機体システムとは多様な構成要素が、それぞれの個性を保持しながら、同一の目的に向かって機能し、行動する組織体のことである。 

【理念 主文一】
互いが互いの存在を自己に見出し、相互の一体性が、完全な価値の創造を可能とする。 

これらを私の中で咀嚼し、さらに良友会さんの今後の目標、ビジョンなどを踏まえ、ロゴマークのコンセプトを以下のように考えました。

■ピンク部分を見れば凹に見えるが、白部分を見れば凸に見える。つまり見方を変えれば短所は長所にも成り得るという二項目共存(個性を潰さない統合という概念)を表現。
■人の和、地域の和、安心・安全、患者さんとのつながりや一体感を表わす
■人の「耳」をモチーフ=患者さんの話を聞く
■アルファべット小文字「r」をモチーフ(ryoyukai)
■人生の凹凸を表わす(人生山あり谷あり)
■カラー(ピンク)は優しさ、落ち着きを表現 

こうして日本語の文章にすると少し難しい感じを図案化することで、よりわかりやすくスムーズに皆さんに伝わりやすくなるのではないかと思います。それがきっとデザインなんでしょう。
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August 11 2010

火の使いかたを間違ったのは誰だ。 【ヒロシマ・アピールズポスター’10】

先日広島市内で開催された「ヒロシマ・アピールズ・ポスター‘10」の発表記念レセプションにお誘いを頂き、白十字のロゴなどを手掛けられた岡山の大御所デザイナー稲岡健吾さんとご一緒に参加させて頂いた。
「ヒロシマ・アピールズ・ポスター‘10」は日本グラフィックデザイナー協会(通称・JAGDA)広島地区の方々が主となり、ヒロシマの願いを世界へ伝えるべく毎年日本を代表するデザイナーがポスターを制作するもので、今年はK2の長友啓典さんだ。
今年の作品は長友さんのパートナー黒田征太郎さんの一見かわいらしくも目は決して笑っていない犬のイラストと「原爆で死んだのは人間だけではない。イヌもネコもトリも・・・」「原爆を落としたのは誰だ。火の使い方を間違ったのは誰だ。あやまちを繰り返すの誰だ。すべて人間だ。」という日暮真三さんのキャッチで構成されている。
その言葉が深く胸に突き刺さった。

今年のアピールズ・ポスターと昨年までの作品、そしてJAGDA広島地区の会員の方が制作された作品が展示された「ヒロシマ平和ポスター展」は14日(土)まで、旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町 5番21号)で開催されている。

長友啓典さん(中)、稲岡さん(左)とご一緒に。レセプション会場にて。

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August 10 2010

更新しました。

当サイトのPortfolioのページを更新しました。
最近今までにご紹介できていなかった仕事を逐次更新していますが、今回新たにサイン計画・ピクトグラムのページを追加いたしました。
改めて思いますが、我が事ながら多種多様な仕事をさせてもらっているなあと感心するとと同時に本当に有り難く思います。

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August 3 2010

おおもとピアノサロン、OPEN記念コンサート! 

先週末佐藤貴子さんがオーナーを務められるおおもとピアノサロンのOPEN記念コンサートが開催されました。僕は諸事情によりコンサート自体には参加できませんでしたが、直前のリハーサルを少しだけ覗かせてもらいました。会場の雰囲気、空間、音響など改めていいなあと感じました。
コンサートに出席した妻曰く、「選曲、アレンジ、演出がとてもよかった」とのこと。その当たりに音楽を楽しむという佐藤さんのスタイルが出ているなあと思います。
また佐藤さんのお言葉を借りれば、『日本では、「生の音楽を聴く」ことがまだまだ日常的ではないので、ヨーロッパのように、散歩に行くように、自然にフラッと音楽を聴きに行けるような、妙な敷居をなくした場所・・・・つまり音楽を気軽に楽しめる身近な場所になってくれたらいいなと強く願っています。おおもとピアノサロンが、地元岡山で、新しいスタイルの、音楽文化の発信地となれるよう、いろんな企画をしていきます。』(ご自身のブログより)

こうした志を高くもっておられる佐藤さんの益々のご活躍を、心より応援しています。

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August 2 2010

島へいってきました。          【維新派・犬島公演】

瀬戸内国際芸術祭2010の一つで、いつもお世話になってい財団法人福武教育文化振興財団さんが主催する維新派・犬島公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」にご招待を受けいってきました。
丸太三千本以上を使って作られた舞台は想像通り壮大なものでした。また劇場まで続く通りには南国を髣髴させる屋台に人が賑わっており、なんだか夏祭りの様でもありました。演劇も不思議な雰囲気で始まり、???と観ているうちに維新派独特のリズムに魅了されている自分に気づきました。同時に僕の創作意欲を掻き立たたせる機会ともなりました。
こういう機会にご招待くださった財団の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。どうもありとうございました。
この犬島公演は昨日1日までで終演となり、もう一度観たかったのですが、残念です。ちなみに下の写真は公演パンフレットに掲載された財団の広告です。

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