June 22 2020

訪れる人が感性を磨ける文化の島に〜福武総一郎ベネッセHD名誉顧問

約8年ぶりの李禹煥美術館と地中美術館。年を重ねるごとに見方感じ方が変わってくるので毎回新鮮です。来館者が少なくじっくり作品を鑑賞できたのもよかったです。あのモネの大作、睡蓮の展示室を数分間家族で独占できるというなんとも贅沢なシチュエーション。地中カフェも混んでないし、運営サイドの方には申し訳ないですが、いつもこれくらいだと嬉しいですね。
直島へは何度も訪れていますが、「訪れる人が感性を磨ける文化の島にしたい」という福武総一郎社長(当時)の構想通り、行く度に普段の生活で凡庸になりかけた発想と感性を刺激されているような気がします。
ちなみに李禹煥美術館と地中美術館のパンフレットなどをデザインさせてもらっていますが、良質な施設に携われている事を誇りに思います。

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June 20 2020

直島

久しぶりのベネッセアートサイト直島。こんな近いところにこんな美しい施設があることを改めて誇りに思います。観光産業復興の一助になればと、かこつけて。笑

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June 18 2020

中之町が変わる。

400年以上の歴史を持ち岡山を代表する商店街、中之町。何かが変わる予感…。

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June 16 2020

太宰治と芥川龍之介

僕が言うまでもありませんが、太宰治は芥川龍之介に心酔していた。だからどうしても芥川賞が欲しかった。見事、記念すべき第一回の芥川賞候補になったが、選考委員の川端康成に「作者目下の生活に厭な雲あり・・・」とパビナール依存症や借金など私生活の乱れを指摘され、落選してしまった。というのは有名な話。

先日太宰治の長女で燃さんの叔母・園子さんが亡くなれたばかりですが、是非おじいさんの念願をかなえてもらいたです。

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June 13 2020

ヴィルヘルム・ハマスホイ

ヴィルヘルム・ハマスホイ。結局山口県立美術館にも行けなかったので、せめて図録だけでもと。谷崎潤一郎は和物の陰翳や静謐さを礼賛していますが、デンマーク絵画のそれらも白眉なものです。

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May 29 2020

企業の成長にはエンゲージメント(愛社精神)が重要

倉敷市児島の鉄骨製作会社「西鉄」さんのパンフレット及びポスターをデザインさせて頂きました。今回のビジュアルでは鉄の「美しさ」とその美しい鉄に挑む職人の「雄々しさ」に焦点をあてました。鉄が工場に鎮座している容姿は恍惚であり、厳かであり、猛々しくもあり、幻想的でもあります。その鉄に人生を懸けている職人の姿もまた同様。これらは西鉄さんの大きな経営資源であり、アセット(財産、価値)となります。
この日常的で潜在的な「美」と「雄」を可視化して社外に対してはもちろん、社内でも意識化して共有できればと思い企画ご提案しました。

企業を成長させるには、顧客や社外に対して自社製品の特色や魅力を訴求する広報活動だけではなく、社員のモチベーションやエンゲージメント(愛着心、愛社精神)を高めることがとても重要になります。
社員一人ひとりが自社の企業価値を理解、共有し、誇りと愛情を持つことができれば仕事に対する取組みや考え方も変わります。結果として社員の業務効率向上につながり、製品の売上やサービスの品質向上など大きな成果をもたらすと考えます。

B2サイズ6連ポスターでは「聴鉄」という言葉を造りました。これは禅の語であり、北大路魯山人絶筆の書である「聴雪」の如く、雪の音を心静かに聴くように、鉄という高度経済成長の賜物のようなけたたましい物質が、工場の一角に静謐に鎮座しているその気配や表情を感得してもらえるようあしらいました。それは鉄と職人の間柄に存在する敬意であり、畏怖であり、叙情であり、交情であり・・・・。

ロゴマークもリニューアルしたのですが、社員さんから「以前のロゴよりカッコよくなったので、胸を張って各取引先と向き合える。」「同業他社よりひと味違うブランディングで差別化できた。」「気に入っているので、社内など方々でロゴを使っている。」などの声を頂いています。
すみません、最後、通販番組みたいになりましたね。笑
http://www.quadesign-style.com/nishitetsu.html
写真:田中園子

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May 27 2020

BRROK,SCENE

先日岡山に老舗セレクトショップ「BROOK」さんで買い物をしたという記事を掲載しましたが、今からちょうど10年前に「BROOK,SCENE」という季刊のフリーペーパーをデザインさせて頂きました。企画からネーミング、撮影、ショートコラムまで本当に色々と自由に制作させて頂き、ユーモアたっぷりでなかなか粋な冊子となっていたと思います。しかもMr.B110kg のB3二つ折り8Pと地方にしては豪華な体裁。BROOKさんの懐の深さに感謝です。あれからもう10年とははやいものです。写真は田中園子。
http://www.quadesign-style.com/brook,scene.html

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May 22 2020

一大決心のお買い物

感染者数より失業者数が多くなって来ている訳で、どなたかの早く賢明な鶴の一声を発してくれぬものか、と日々切に願うばかりである。
そんな中せめて自分に何かできないかと、僭越ながら寒風吹きすさぶアパレル業界に少しでも足しになればと、かねてから望んでいた素敵な洋服をBROOKさんでゲット!
それこそ自分自身この先どうなるかわからない訳だし、決して安くはない一大決心の買い物だけど、社会のそして自身の閉塞感を振り払わねば。パラダイムシフトが起こった新たな社会にどう順応して行くか知恵を振り絞り模索する今日この頃。と、牽強付会。笑
写真:田中園子

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May 7 2020

家は人なり。

期間限定ならばなりゆきに任せ、好天からの強迫観念にとらわれることもなく、大義にかこつけて数日間自宅でまったりと過ごすことも意外と快適だなと感じてきた今日この頃。

徒然草の一文に「大方は、家居にこそ、ことざまはおしはからるれ」とあります。超訳すれば「住まい(家)はそこに住む人の人柄が表れる」ということ。凡人にはさすがに「人柄」を測るのは難しいですが、確かに家を見れば住人の「価値観」はある程度想像できます。最近は住所さえわかればストリートビューで丸わかりなので、心の中を盗撮されているようで恐ろしいです。

建物から構造、設備、経済、快適性、趣味嗜好などを差し引いても残るもの、概念。それが「建築」ではないかと考えます。つまりその「建築」と兼好法師の言う「ことざま(人柄)」は同等のように思えてなりません。
「建築」を作れる数少ない職人の一人、上久保隆幸氏率いる一級建築士事務所リビングナインさんの季刊作品集「q」をデザインしています。毎回設計だけでなく、施工の端々に「建築職人」の技を魅せ付けられるので、こちらも相当熱が入ります。(写真:田中園子)

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2020.3-4
2020.1-2
2019.11-12
2019.10
2019.9
2019.7-8
2019.6
2019.5
2019.4
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